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  この病気にこの名医
 

【第34回】

ITナイフで直径10センチも剥離

この病気にこの名医

内視鏡治療(胃がん)(下)

 早期の胃がん治療で、標準治療となっているのが「内視鏡的粘膜切除術」。ただし、がんの直径が2センチ以内となっている。ところが、ここへきてその範囲を超えた内視鏡的治療が行われている。

 その気になる内視鏡的治療とは−。

 「ITナイフ、フックナイフ、細径スネア、三角ナイフなどを用いて胃粘膜を切開、剥離(はくり)する方法です」と教えてくれるのが国際医療福祉大学付属熱海病院(静岡県熱海市)の川口実副院長(55)。ITナイフなどの新しい内視鏡的治療は、ループ状のワイヤでがん病巣を焼き切る内視鏡的粘膜切除術の弱みを消し去っているという。

 ITナイフでの治療方法は、がんの病巣下にヒアルロン酸を注入して、切除範囲を決めて針状ナイフで1カ所に孔(あな)をあける。その孔からITナイフを入れてがん病巣の周辺を切っていく。切除する外周を切り終えると粘膜は縮むので溝ができる。その溝からITナイフを粘膜下に入れて粘膜を剥離する。ITナイフによる「粘膜切開剥離法」である。

 「あくまでも粘膜内のがんです。施設によっては直径10センチの範囲を剥離したという報告もあります」。直径2センチを超えて内視鏡的治療が可能になっている。さらに「がんの断端部がきれいに取り切れているかも分かります」。弱点がITナイフでは消えている。

 ただ、ITナイフにも弱点がある。「出血と穿孔(せんこう)という合併症があります。剥離がちょっと深くなると孔があきます。ただし、技量のある内視鏡の医師であれば、問題なく止血や孔をふさぐことができます」。

 03年にITナイフが市販されたのを機に、大いに広がりをみせている。「粘膜剥離法は標準治療ではありませんので、患者さんの了解があって初めて行える治療です」。医師と患者とのインフォームド・コンセント(説明と同意)が重要である。

 ▼標準治療 多くの症例をもとに安全性と治療成績が証明されている。いわゆる科学的根拠のある治療法。各医学会ごとに標準治療を公表している。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

◆胃がん内視鏡治療の名医◆

 ▽札幌厚生病院(札幌市中央区)消化器科・今村哲理部長
 ▽福島県立医科大学付属病院(福島市)消化器内科・小原勝敏助教授
 ▽社会保険中央病院(東京都新宿区)消化器内科・浜田勉部長
 ▽ムラタクリニック(東京都港区)消化器・内科・村田洋子院長
 ▽国際医療福祉大学付属熱海病院(静岡県熱海市)消化器内科・川口実副院長
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