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  この病気にこの名医
 

【第37回】

患者の術後を考える時代

この病気にこの名医

センチネルリンパ節生検(胃がん)

 胃がん手術をより縮小化へ歩ませるとして、大きな期待を寄せられているのが、胃がんに対する「センチネルリンパ節(SN)生検」。現在、慶応大学病院、鹿児島大学病院、金沢大学病院、東京医科大学病院などを中心とした多施設で臨床研究が行われている。

 「すでに、わたしどもだけで行った研究では、SN生検の正確な診断率は99%。これを同じ方法で、より多くの胃がん患者さんの協力を得て研究を行っているのです」と、この共同研究のリーダーの1人である慶応大学病院(東京都新宿区)外科の北川雄光講師(44)は言う。

 このSN生検は乳がんなどですでに活用されている方法。がんができて、その場所にとどまっている時期を超えると、がん細胞は、まずはリンパ節へ転移する。だから、がんの手術ではリンパ節の郭清(かくせい=切除)が、転移の有無にかかわらず、安全上の問題から行われてきた。が、転移していなければ余計に郭清していることになる。

 そこで、リンパ節への転移で、まず最初にがん細胞がたどり着くとされるSNを確認し、そこに転移がなければ、その先のリンパ節は郭清しないという方法を取ることができる。

 「私たちはSNを確認するために色素とアイソトープを使っています」。アイソトープの場合、ガンマプローブで調べると、音がするのでSNが確認できる。

 乳がんでは、SN生検の導入でSNに転移がないとリンパ節郭清が行われなくなったので「腕があがらない」「腕がむくむ」といった後遺症に苦しめられることがなくなった。

 「胃がんにおいても、SNへの転移がないとその先のリンパ節の郭清はしません。さらに、胃の切除部分がどんどん小さくできます。究極ですが、腹腔鏡でSN生検を行い、転移がなければ内視鏡的粘膜切除術で対応することも可能になるかもしれません」。残せる物は残す。患者のQOLをより考えた時代が到来している。

 ▼QOL クオリティー・オブ・ライフの略。生活の質という意味。手術は成功したが後遺症に悩まされる、つらい日々というのでは手術成功の意味がない。手術後の生活を落とさない治療が重視されている。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

◆センチネルリンパ節生検(胃がん)の名医◆

 ▽慶応義塾大学病院(東京都新宿区)外科・北島政樹教授、北川雄光講師
 ▽東京医科大学病院(東京都新宿区)第3外科・高木融講師
 ▽金沢大学医学部付属病院(石川県金沢市)外科・三輪晃一教授
 ▽大阪府立成人病センター(大阪市東成区)消化器外科・宮代勲医長
 ▽鹿児島大学医学部付属病院(鹿児島市)第1外科・愛甲孝病院長
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