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  この病気にこの名医
 

【第38回】

スキルスだけは拡大手術

この病気にこの名医

胃がん手術(上)

 胃がんの治療成績といえば、全国にある「がん(成人病)センター」や大学病院と思いがちだが、その中に割って入って1歩も引けをとらないのが大阪府堺市にある市立堺病院だ。「胃がんステージ別5年生存率」は、T期94・8%、U期78・0%、V期44・1%、W期9・7%。T期は主として早期がん、U・V期は手術可能な進行がん、W期は切除できないものを含むがんだ。

 同病院をまとめるとともに、胃がん治療の第一線に立っているのが古河洋院長(57)。99年4月に大阪府立成人病センター外科部長から市立堺病院副院長に。そして院長になった。

 胃がんの手術と化学療法が専門で、キャリア30年、約3500人の胃がん患者の手術を行ってきた。その中でも、とりわけ評価が高いのが「スキルス胃がん」に対する手術。胃全体が硬く大きく膨れあがるがんで、「白い巨塔」の財前教授が患ったがんとして有名だ。

 「早期発見が難しく、発見されたときには進行がん、ならまだしも切除できないがんというケースが多いのです」と、古河院長は言う。胃がん患者の10〜20人に1人がスキルス胃がん。がん治療が縮小手術全盛にあって、これだけは拡大手術。「胃、横行結腸、脾臓(ひぞう)、左副腎、胆のう、膵臓(すいぞう)の体・尾部を切除する左上腹内臓全摘出です」。

 昨年は胃がん手術と化学療法を合わせて130人の治療を行い、スキルス胃がんは5人。3人は手術で2人は化学療法が選択された。スキルス胃がんに対する古河院長の成績はU〜V期がんの5年生存率48%。世界の第1人者の成績である。

 「患者さんには病気の状態を正確に話し、治療も詳細に話します。もちろん、全員にがん告知をします。これがないと前に進めません」。それは、古河院長が患者とともに歩むためだ。「今後はスキルス胃がんの手術にもEBM(科学的根拠)を示すために比較試験も考えています」。どこまでも前向きだ。

 ▼スキルス胃がん 「4型胃がん」といわれるがんの多くがスキルス胃がん。スキルス(硬い)という呼び名が示すようにがんの進行に伴って胃全体が硬く、内腔が狭くなっていく。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

◆胃がん外科の名医◆

 ▽山形県立中央病院(山形市)外科・福島紀雅医長
 ▽筑波大学付属病院(茨城県つくば市)消化器外科・太田恵一郎講師
 ▽国立がんセンター東病院(千葉県柏市)消化器外科・木下平医師
 ▽国立がんセンター中央病院(東京都中央区)外科・笹子充部長、佐野武医師
 ▽市立堺病院(大阪府堺市)外科・古河洋院長
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