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  この病気にこの名医
 

【第6回】

光の反射を解析、新時代突入

この病気にこの名医

肺がん(下)

 1年間に新たに肺がんの患者になる人は、04年で約6万9000人。そして04年に約5万6000人が亡くなっていると推定される。「つまり、現実として20%くらいの患者さんしか助かっていないのです」と、東京医科大学病院(東京・新宿区)第1外科の加藤治文教授(62)は言う。「だからこそ、早期発見が大事。早期に発見できれば肺がんといえども治るのです」。

 早期発見のために広く行われているのは「胸部X線検査」と「喀痰(かくたん)細胞診」。太い気管支にできる中心型肺がんでは、痰を取り出してがん細胞をチェックする喀痰細胞診が有効。胸部X線では心臓など他の臓器が邪魔をして写らないからだ。一方、細い気管支や肺胞にできる末梢型肺がんでは胸部X線が有効。さらに「ヘリカルCTでは直径2〜3ミリの肺がんが発見されるようになっています」と加藤教授は言う。

 喀痰細胞診などで超早期のがんが疑われても、確定診断で気管支鏡を肺に入れるが、あまりに小さいとモニターを通して肉眼で発見するのが難しかった。それを解決すべく加藤教授グループの行っているのが『光エコー気管支鏡』。「正式名称は違いますが、この方が分かりやすいので勝手に使っています。エコーは超音波ですが、これは光です。赤色と他の光の2つを別のところから出し、その反射をコンピュータで解析して画像を作ると、がんが分かるのです。さらにがんが粘膜の壁をどの深さまで入っているかも分かります。現在はその段階ですが、将来はがん細胞までモニターで見られますので『昔は細胞をとってきて顕微鏡で確定する野蛮なことをしていたなあ』という新時代も来ます」。

 このほか、肺がんに関係するタンパク質の解析も進行中。それが発見されると転移を抑える薬のほか、血液を調べるだけで肺がんか否かが分かるようになる。「2008年くらいを目指しています」とは、心強い限りである。

 ▼ヘリカルCT CT(コンピューター断層撮影)の能力をより高めた装置。検査を受ける人の体をらせん状に連続撮影する。切れ目がないので3次元画像も作ることができる。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

◆肺がんの名医

 ▽国立がんセンター中央病院(東京都中央区)呼吸器外科・土屋了介副院長
 ▽癌研究会付属病院(東京都豊島区)呼吸器外科・中川健副院長
 ▽名古屋市立大学病院(名古屋市瑞穂区)第2外科・藤井義敬教授
 ▽聖隷三方原病院(静岡県浜松市)呼吸器センター外科・丹羽宏センター長
 ▽愛知県がんセンター病院(名古屋市千種区)胸部外科・光冨徹哉部長
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