速報記事一覧へ スコア速報一覧へ スポーツカレンダーへ

nikkansports.com・ホームへ
共通ナビゲーションを飛ばす。ページメニューへ MLB | PDF号外 | プレゼント | 占い | 映像 | 新聞購読
0
googleの検索機能
nikkansports.com・ホームへ

click here!
社会TOP
健康連載
おくやみ
メーンメニュー
・ 野球 ・ サッカー
・ スポーツ ・ バトル
・ 競馬 ・ 芸能
・ 社会 ・ 釣り

地域情報
・ 北海道
・ 東北6県
・ 静岡
・ なにわWEB
・ 九州
ページトップへ
社会タイトル

  この病気にこの名医
 

【第64回】

3センチ以下ならラジオ波療法

この病気にこの名医

肝臓がん(内科)(下)

 肝臓がんの内科的治療として、多くの施設に普及し、治療の中核となってきたのが「ラジオ波焼灼(しょうしゃく)療法」である。

 「3センチ以下の1つの肝細胞がんを治療するのに、1回の施術で済むという大きなメリットのある治療法です」と、高く評価するのは元埼玉医大助教授で、肝がんの治療法「酢酸注入療法」を開発した大西内科(埼玉県鶴ケ島市)の大西久仁彦院長(57)。

 治療は患者の腹部に局所麻酔をし、皮膚から直接肝がん部分に直径1・6ミリの針を刺す。もちろん超音波(エコー)ガイドに従って行われる。経皮的に針を刺す点ではエタノール注入療法、酢酸注入療法、マイクロ波腫瘍(しゅよう)凝固療法などと同じである。

 針が肝細胞がん部分に入り込むと、先端からラジオ波が出る。電極自体は熱くならず、ラジオ波でがん細胞に熱を与えて焼灼する。「ある周波数の電流を流すと、電子の移動に伴う摩擦によって熱が生じます。これを導電加熱といいますが、この原理をラジオ波焼灼療法は応用しているのです」。

 電極のセンサーで治療部の温度をモニターでき、80度以上になって10分間その温度を維持するとがんは確実に焼灼できる。「再発率が低いのは、がんを焼き固めることによってがんの飛散が防げるためだと思われます」。

 評価の高いラジオ波焼灼療法だが、死角が全くないわけではない。「肝臓の多少深いところにできたがんの治療には不向きです。太い門脈や胆管などがあり、万が一、ラジオ波の針で刺してしまうと大出血や胆管損傷に結びついてしまいます」。

 その弱点をカバーするために、大西院長は酢酸注入療法と上手に併用している。「肝臓の表面にできたがんにはラジオ波、深いところは細い針の酢酸注入。直径3センチを超えるがんには酢酸注入後にラジオ波焼灼療法を行う」といった具合である。

 ▼マイクロ波凝固療法 先端に電極のついた直径2ミリ程度の針をがん患部に刺し、電極をマイクロ波(超音波)で熱してがんを焼き、凝固・壊死させてしまう治療法。開腹して行う方法と皮膚から刺し入れる経皮的方法とがある。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

◆肝臓がん(内科)の名医◆

 ▽大阪府立成人病センター(大阪市東成区)消化器内科・春日井博志医長
 ▽近畿大学医学部付属病院(大阪府大阪狭山市)消化器内科・工藤正俊教授
 ▽山口大学医学部付属病院(山口県宇部市)第1内科・沖田極教授、黒川典枝講師
 ▽久留米大学病院(福岡県久留米市)第2内科・佐田通夫教授、田中正俊講師
前のページへ戻る このページの先頭へ
広告ガイド会社案内このサイトについて問い合わせ
  nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
  すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。
  
野球ページへ サッカーページへ スポーツページへ バトルページへ 競馬ページへ 芸能ページへ 社会ページへ 釣りページへ