風刺とユーモアあふれる作風で知られる漫画家の鈴木義司(すずき・よしじ)さんが04年7月17日午後2時45分、悪性リンパ腫のため東京都港区の慈恵医大病院で死去した。75歳。東京都出身。家族のみで密葬を行う。喪主は妻英子(えいこ)さん。
戦後、胸部疾患の療養中に漫画家を志し、1953年(昭和28年)から夕刊紙で漫画連載を開始。庶民的な視点から社会を風刺した作風で人気を集め新聞、雑誌などで活躍した。代表作に「サンワリ君」「ケロリ子ちゃん」「キザッペ」など。テレビのバラエティー番組「お笑いマンガ道場」のレギュラー出演者として親しまれ、エッセーなども人気があった。02年日本漫画家協会賞大賞受賞。