北京オリンピック(五輪)カーリング女子日本代表のロコ・ソラーレが日本時間16日、合宿中のカナダからオンライン取材に応じ、意気込みを語った。

スキップの藤沢五月(30)は「コロナ禍で難しいシーズンを過ごしてきた中での北京五輪。ハプニングや思っていた以上のことがこの先も起きるかも知れないが、臨機応変に、ポジティブにということを意識していきたい」と心境を語った。

本来ならこの時期、最終調整としてカナダで行われるグランドスラムに出場しているはずだったが、オミクロン株の感染拡大に伴い大会が中止に。現在はチームとして基礎技術の向上に取り組みつつ、練習試合を通じて課題克服に取り組む日々を送っている。藤沢は「反省とレビューをしながらやっている」と話した。

北京五輪では結果的に、世界ランキング上位10カ国のチームが顔をそろえた。セカンドの鈴木夕湖は「出場チームの実力差はそこまでない。しっかりピーキングを合わせたい」と話し、サードの吉田知那美は「最後は自分たちを信じることができたチームが勝つ。残りの数週間、チーム力を高める準備をして臨みたい」と意気込む。リードの吉田夕梨花は「大会での勝ち負けよりも、納得できるプレーをしたい」と力を込めた。

北京五輪でのカーリング女子は10日から始まり、日本は1次リーグ初戦で18年平昌五輪金メダルの強敵スウェーデンと対戦する。