前回平昌五輪銅メダルの日本代表のロコ・ソラーレが、1次リーグ最終戦で世界選手権2連覇中の首位をスイスに4-8で敗れ、通算5勝4敗。ほかの試合結果で準決勝進出が決まる。

第1エンド(E)に1点をリードされたロコ・ソラーレが反撃した。第2E、スイス3人目がガードストーンにかすらせるミスで、ハウスに複数の石が散って残った。スキップ藤沢五月が最終ショットでハウス中央への正確なコントロールショットを披露し、2点を奪い逆転に成功した。ただスイスも第3Eに1点を返し2-2。前半戦は両者譲らぬ互角の攻防が続いた。

1点追加されて2-3で迎えた第5E、藤沢のショットが乱れた。相手の石を押し出せば1点を返せる場面で、ショットは軽く触れただけでスルー。2点をスチールされ、2-5と3点のリードを許した。

ロコ・ソラーレは終盤第7Eに2点を奪い一時1点差に迫ったが第9Eに3点を失い及ばなかった。

 

前日の米国戦では終盤に4点リードを追い付かれながらも、再び突き放した。スキップ藤沢は、「落ち込みそうになった時も、チーム全員で声をかけ合い、最後まで勝ちを信じてやることができた」。この日も持ち味であるチームワークの良さを発揮。1投ごとにコミュニケーションを取りながら氷の状態について情報交換。そして同時に互いを励まし合った。

銅メダルを獲得した4年前の平昌五輪でも、1次リーグ最終戦でスイスと対戦。4-8で敗れたものの、同時進行中だった他チームの試合結果で4強に進出した。