初のメダルを目指すフィギュアスケート団体戦で、先陣を切った宇野昌磨(24=トヨタ自動車)が男子ショートプログラム(SP)2位に入った。

3季ぶり自己最高の105・46点を記録。新型コロナウイルス陽性判定を受けたステファン・ランビエル・コーチ(36)不在の中、111・71点で首位のチェン(米国)に続いた。

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宇野が今大会も首に着ける「コラントッテ」は、体のこりの原因となる血行不良を改善する効果がある。自身のスポンサーイベントであれば、普通は“大人のコメント”をする。「着用してみて、体はいかがですか?」。そんな質問に、宇野はこう答えたという。「わかんないです」。思わぬ発言に現場はざわついた。

舞台裏の小松社長は大笑いで出迎えた。「さっきの面白かったよ!」。そうして2人はグータッチ。同社にはファンから「昌磨くんがあんなこと言っちゃったけれど、スポンサーをやめないでください」と連絡も入った。それでも同社長は「とんでもない。人柄がいいから、サポートさせてもらっている。そのままでいてほしい」と言い切る。

新型コロナウイルスの感染拡大が続き、20、21年は宇野が参加するイベントが急きょオンライン開催になった。同社は参加予定100人に謝罪のメールを入れた。当日、宇野は自らペンを走らせた。色紙100枚へのサインが、その人間性を表した。【松本航】