フリースタイルスキー・モーグルの北京オリンピック(五輪)代表内定会見は19日、オンラインで行われ、女子で初代表入りを果たした住吉輝紗良(21=日大、倶知安町出身)が夢舞台へ意気込んだ。女子では長野五輪金メダリスト里谷多英の10年バンクーバー以来3大会ぶりの道産子選手の五輪出場となる。「ずっと夢だったので、その舞台に行けるのはすごくうれしい」と喜びを口にした。

最初で最後の挑戦と決めている。「この次の五輪は考えていない」と明かす。18年平昌五輪は1枠の代表入りを逃した。「ずっと4年間つらくない日がなかった」。悔しさを払拭(ふっしょく)するために過ごしてきた。今季ワールドカップ(W杯)は最高4位も、昨季は表彰台にも立ち力をつけてきた。「アグレッシブに縦にいく滑りで憧れ」という里谷のように、「ターンが武器。楽しんで滑れたら」と本番へ思いをはせていた。