日本障害者スキー連盟の2016~17シーズン活動報告会見が8日、都内の日本財団ビルで行われた。日本選手として初めてW杯総合連覇を飾った男子アルペン座位の森井大輝(36=トヨタ自動車)らノルディック、スノーボードを含めた9選手と猪谷千春会長以下連盟スタッフが出席。9カ月後に迫った平昌パラリンピックへ向けて強化が順調に進んでいることを報告した。主な選手のコメントは以下の通り。

 ◆男子アルペン座位・鈴木猛史(29=KYB)(14年ソチ大会で回転金メダル)平昌では実力で金メダルを取りたいです。前回は運で取れたようなものですから。来シーズンはコースをしっかり覚えて攻略できるようにしたいです(笑い)。

 ◆男子アルペン座位・狩野亮(31=マルハン)(平昌でスーパー大回転3連覇、滑降連覇がかかる)僕の場合、それを意識した時点で失敗してしまうと思う。自分のレースをしっかり滑り、ベストパフォーマンスを心掛けることに集中したいです。

 ◆男子アルペン立位・三沢拓(29=SMBC日興証券)ソチの反省から自分の滑りをつくり上げてきました。筋力、体力の質をさらに上げていって平昌で結果を出したいです。

 ◆女子アルペン座位・村岡桃佳(20=早大)前シーズンは3位が多かったので、来シーズンは確実に順位を上げていきたい。これまで自分の滑りを見直して、左右のターンのバランスを均一にしてきました。平昌へ向けて速さを追求してトップ選手との差をなくし、メダルを取りたいです。

 ◆男子スノーボード成田緑夢(23=近畿医療学園)(スノーボードクロスでW杯など前シーズン世界大会3勝)これまでの僕は、思い切りスイングして当たれば勝つというパターンでした。平昌へ向けて狙って勝てる対応力を身につけたいと思います。

 ◆男子ノルディック立位・新田佳浩(37=日立ソリューションズ)(3月のW杯平昌大会クラシカル・ミドルで優勝)平昌の雪は残雪のイメージで、気温によって状態が変わる感じです。体験できたのはアドバンテージ。今日が37歳の誕生日ですが、自分の滑りの精度は確実に上がっていると思います。