男子400メートルで上与那原寛和(46=SMBC日興証券)が1分2秒27のシーズンベストタイムで3位に入り、1500メートルに続いて銅メダルを獲得した。

 最後まで金メダル争ってデッドヒートを繰り広げた1位の佐藤友祈と2位レイモンド・マーティン(米国)の後方から、冷静なレース運びで3着に食い込んだ。

 1500メートルから中1日。午前中の予選では「体もトラックも重かったです。タイヤの空気圧が関係してくるので、そこを調整して決勝にしっかり臨みたい」と話していた。その判断が奏功したようで、決勝レース後は「体が動いてくれて軽かったので、もしかしたらいけるかなと思っていました。最後の第3コーナーで米国選手が前にいて、それを抜けば3位だと思って、しっかり走りきりました」と笑顔で振り返った。

 3年後の20年東京大会は49歳で迎える。「それまで1つ1つの大会に出て、その都度しっかり結果を残したいです。厳しい部分もありますが、しっかり磨いていけばやれる部分もあるのかな」と、まだまだ燃え尽きてはいないようだった。