女子800メートル(知的障害)は初出場の古屋杏樹(22=彩tama陸上ク)が2分21秒37のアジア新記録で銀メダルを獲得した。

 1周目を先頭で通過すると、残り400メートルでロングスパートを仕掛けた。一時は2位以下に約10メートルの差をつけたが、最後のホームストレートで大会記録で優勝したハンガリーの選手に逆転された。

 惜しくも金メダルは逃したが、自己ベスト記録を4秒以上も更新する快走に「逃げられるかなと思っていたのですが、ちょっと疲れちゃって。これまで2周目でガクッと(ペースが)落ちていたが、今日は落ちなかったのでよかった。本当は金メダルが取りたかったけど、銀メダルでも自己ベストが出たのでうれしかった」と笑顔でレースを振り返った。

 20年東京パラリンピックで、この種目は実施されない可能性が高い。「1500メートルが出られるなら出たい。400メートルもタイムを上げて出たいと思っています」と話した。