女子走り幅跳び(切断などT42)で19歳の前川楓(チームKAITEKI)が3メートル79で銀メダルを獲得した。日本のメダル数は金2、銀5、銅9の計16個で、日本パラ陸連によると過去最多となった。

 前川は3回目までの跳躍すべてファウルと苦しんだが、最終6回目に3メートル79を跳んだ。4位だったリオ大会の3メートル68を上回り、「4メートルを目指していたので悔しい気持ちもあるけど、リオの記録から考えるとよかった」と満足げ。健常者の日本記録保持者の井村(旧姓池田)久美子さんの指導を受けて記録が伸びたが、イタリア選手の優勝記録4メートル72とは大差がある。「100メートルのタイムもまだまだ。助走スピードに直結するので、そこも鍛えていきたい」と3年後を見据えていた。