パラ・パワーリフティング世界選手権(9月30日開幕、メキシコ)を目指す日本選手たちが27日、都内の東京ビッグサイトで開催されたイベントに参加した。

 パラリンピック107キロ超級(運動機能障害)ロンドン、リオデジャネイロ大会連覇、310キロの世界記録を持つシアマンド・ラーマン(29=イラン)と同じステージで、三浦浩(52=東京ビッグサイト)西崎哲男(40=乃村工芸社)のリオ代表組をはじめ、男女7選手が試合さながらの試技を披露した。

 日本パラ・パワーリフティング連盟は今年4月、英国からジョン・エイモス氏をコーチとして招いた。20年東京へ向けた強化のためで、同氏の指導のもとで強化合宿も重ねている。この日、131キロをあげた54キロ級の西崎は「バーベルを持ち上げる瞬間、息を吐き出すように教えられました。その方が力が出る、と。だんだん自分のものになりつつあります」という。

 20年東京大会への出場は、国際大会で成績を残して獲得するポイントで決まる。その最初の大会が世界選手権になる。日本連盟は現在、代表選手の最終選考を行っている。