2017ジャパンパラ陸上競技大会の開会式が22日、福島市内で行われた。大会は23日から2日間、同市のとうほう・みんなのスタジアム(県営あづま陸上競技場)で行われる。

 開会式に出席した芦田創(23=トヨタ自動車)は「100メートルをしっかり走りたい」今大会のテーマを説明した。7月の世界選手権(ロンドン)では3段跳び(切断などT47)で銅メダルを獲得したが、優勝を狙った走り幅跳びでは5位にとどまり、100メートルも予選で敗退した。

 世界選手権後に取り組み始めたのが走力アップ。100メートルの自己ベスト11秒5を少しでも上げることが跳躍種目の記録向上にもつながるからだ。「今はスピードを求める練習に専念しています。常に高いレベルで走れるようになるのが目標。10秒台で走らないと世界では勝負にならない。そこに近づけるように」。現在は跳躍の練習は一切やらずに走ることだけに集中している。20年東京を見据えた強化策だ。