8月16日開幕の車いすバスケットボール世界選手権(ドイツ・ハンブルク)に出場する日本代表12選手が24日、千葉市内で発表された。

 主将の豊島英(29=宮城MAX)やエースの藤本怜央(34=同)、香西宏昭(30=NO EXCUSE)ら16年リオデジャネイロ・パラリンピック出場組に、古沢拓也(22=パラ神奈川SC)、川原凜(21=千葉ホークス)、岩井孝義(22=富山県WBC)ら20代前半の若手が融合したチームになった。

 及川晋平ヘッドコーチは「リオ大会からチームの形を大きく変えた。昨年はチームを崩して、今年から再生して臨む世界選手権になる。目標はベスト4以上。20年東京パラリンピックはメダル獲得が目標なので、この大会で結果を出して勢いをつけたい」。1次リーグ1勝4敗で12年ロンドン大会と同じ9位に終わった16年リオデジャネイロ・パラリンピックからの躍進を誓った。

 6月のワールドチャレンジカップでは全勝で優勝して手応えをつかんだ。1次リーグではイタリア、トルコ、ブラジルと対戦する。「どのメンバーが出ても世界に通用する。結果が出せる自信がある」と豊島。藤本は「今の日本のバスケが一番勝機がある。選手も手応えを感じている。ベスト4は妥当な目標。20年大会でメダルを取るために、ここでメダルに食い込む戦いをしておく必要がある」と自信をみなぎらせた。【首藤正徳】