世界ランク4位の日本が同6位のスウェーデンに48-46(9-9、12-13、13-12、14-12)で逆転勝ちし、開幕3連勝を飾った。

 スウェーデンのスピードに乗った攻撃に苦しんだ日本は、最終第4ピリオド(P)中盤までリードを許す苦戦。しかし、残り時間が4分を切ってから前線で激しいディフェンスを仕掛けて局面を打開し、相手パスミスからターンオーバーを続けて試合をひっくり返した。

 常に追いかける試合展開で、先発出場した池透暢(37)池崎大輔(40)岸光大郎(46)乗松聖矢(28)の4人が1度も交代することなくフル出場。主将の池は「スウェーデンのプレーが素晴らしく、自分たちのリズムにすることができなかった。1つのラインアップ(選手の組み合わせ)で、最後まで落ち着いて戦えたのが勝利につながった」と試合を振り返った。

 大会には世界各地域予選を勝ち抜いた12カ国が参加。6カ国ずつ2組に分かれた総当たりの1次リーグを戦い、上位2カ国が準決勝に進む。リオデジャネイロ・パラリンピック銅メダルの日本は、20年東京での金メダル獲得を目標掲げて強化中。この大会を“東京前哨戦”と位置づけ、リオ金メダルで世界ランク1位の開催国オーストラリア、同銀メダルで同2位の米国を倒しての優勝を狙う。