2020年東京パラリンピック開幕のちょうど2年前となる25日、東京都江東区の青海でカウントダウンイベントが行われ、東京都の小池百合子知事や、東京パラに向けての国際パラリンピック委員会特別親善大使のタレント香取慎吾が出席し、盛り上げた。

小池氏はパラボートの体験を行い、香取は東京大会出場を目指す前田大介とボートで対戦するなどし、パラ競技の魅力を発信した。健常者用のスライド式と、パラ用の固定式ボートでこぐ体験をした小池氏は「スライド式より固定式の方が難しい」と言えば、香取も「固定式は動かし方が分からない」と、パラ競技の難しさを生の声で伝えた。

香取は「パラスポーツを少しずつ知っていっている。僕が知って、みんなにもパラを知ってもらえれば。もう2年しかないが、もっともっと知ってもらえたら」と語った。小池氏は「『する、見る、支える』どれであってもいい。パラにより興味を持ってほしい」と訴えかけた。

前田は「なかなかテレビでは映らないし、このようなイベントは(パラ競技発信に)貴重。実際に見に来れば、スピード感も迫力もある」とアピール。視覚障害者で行うゴールボールで16年リオデジャネイロ大会に出場した天摩(てんま)由貴は「ただボールを投げているように見えるが、いろいろ戦術はある。ゲームは3人で行うがベンチも含め6人全員で、東京大会ではメダルを取ろうと同じ方向を向いている」と熱い決意を語り、会場は沸いた。