佐藤圭太(27=トヨタ自動車)が男子200メートル(切断などT64)で優勝した。

タイムは24秒41で、自らが保持するアジア記録23秒85には及ばなかった。「展開のミスです。前半で脚を使ってしまって、後半に伸びませんでした」。スタートで飛び出した池田樹生(中京大)をとらえるのがイメージよりも早かったことを反省点に挙げた。

100メートルのアジア記録も持つ、日本短距離界のエース。10月のジャカルタ・アジアパラには2大会連続の2冠がかかる。そのために義足を新調し、この日がレース初使用だった。「形と固さが変わりました。まだ1カ月以上あるので特に焦りはありません。しっかり慣らしていきたい」。常に進化を求める王者は、気負いもなく言った。