18年平昌冬季パラリンピックで金メダルを含む5個のメダルを獲得したアルペンスキー女子座位の村岡桃佳(22)が26日、4月から早大大学院に進むことを明かした。

都内で行われた早大の卒業式に出席し、「来年度から大学院に進学します。さらに勉強を続ける道を選択して不安もあるけど、1歩1歩と歩んで(22年)北京(パラリンピック)でも一番高いところを狙いたいです」と話した。

スポーツ科学部に在籍した村岡は、競泳男子200メートル平泳ぎの世界記録保持者渡辺一平(22)とともに競技成績の優れた学生に贈られる「学術院長特別賞」を受賞。大学院でもスポーツ科学研究科に進み、「コーチング」について研究予定という。

21日にはW杯フランス大会で2位に入り、初の年間総合優勝を決めた。「1本でも転ぶと総合優勝が取れない状況で、すごく不安で泣いた日もあった。今後は勝ち続けられる選手になりたい」。

埼玉県深谷市出身。深谷市親善大使も務め、昨年7月には「彩の国功労賞」を受賞した。海外遠征中だったため、いまだに埼玉の自虐ネタ満載の話題映画「翔んで埼玉」を鑑賞出来てない。“埼玉愛”が強い22歳の年間女王は「早く見たい!!」と声を弾ませていた。