パラバドミントンの世界選手権に出場する日本代表選手決定会見が25日、東京都港区の日本財団ビルで開かれた。8月20日から6日間、スイスのバーゼルで行われる同選手権では東京パラリンピック出場へ大きなポイントを獲得でき、日本からは男女26選手が参加する。

会見に出席した女子シングルスSU5(上肢障がい)世界ランキング1位の鈴木亜弥子(32=七十七銀行)は「目標はシングルス優勝、ダブルス3位以内。ライバルの中国選手に勝つためにフットワークを強化しています」。同ダブルスWH1・2(車いす)世界ランキング1位の山崎悠麻(31)里見紗李奈(21=ともにNTT都市開発)組は「中国、タイの強い選手たちが出場してくる。ポイントを取りながら自分たちの立ち位置も確認したい」と話し、ともにアジアのライバルとの戦いを強く意識していることを明かした。

東京パラの出場権は今年3月からの1年間に行われる国際大会で獲得するポイントランキングで争われる。世界選手権での獲得ポイントは通常の大会の2倍で、上位に食い込めば出場レースで優位に立つことができる。