男子PTS4(運動機能障がい)で世界ランキング3位の宇田秀生(32=NTT東日本・NTT西日本)は、59秒22の4位でレースを終えた。

「予想通りすごい暑いレースで、最後まで走り切れたことは自分としてはよかったです」

大会本部から発表された28・6度の気温は、レース開始前の午前5時半のデータ。宇田がゴールした同9時すぎには31度を超えていた。

レース前からアイスベストで体を冷やし、普段より多めのに水分を補給するなどの対応策で第1ランから軽快に足が動いた。

日本男子では世界ランキング最上位で東京パラリンピックでもメダルが期待される。世界の強豪が集結した中でエースが本番コースで存在感を発揮した。

「バイクコースはテクニカルで見ている方も見応えがあると思う。コーナー、ターンが多いのでスピードもそうですが、技術が必要になってくる」

宇田は苦手のスイムの向上とバイクコースの攻略をテーマにトレーニングを重ねる。