2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会は22日、パラリンピック聖火ランナーの募集計画を発表した。

同リレーのスポンサーで住宅設備メーカーLIXILが27日から20年2月29日まで募集。競技開催都県で同リレーが行われる静岡県、千葉県、埼玉県、東京都が12月16日~20年2月15日まで募集する。

ランナーは総勢1000人程度。その内、公募で走れる人数については公表しなかった。年齢資格は08年4月1日以前に生まれた人。ランナー決定の通知は20年5月以降に順次行う。五輪の同リレーに応募した人もパラへの応募は可能。

単独走行が困難な人は介助者を1人付けることができる。国籍、性別、障がいの有無は問わず、車いすで走行する場合、トーチと車いすの接続器は組織委が準備する。

パラの特徴は「初めて出会う3人」が1組となって走行。3人の組み合わせは組織委が指定する。ランナー選定の基本的な考え方として「誰かの希望や支えとなる存在」「共生社会を体現する存在」を明記した。

パラ聖火リレーイベントは五輪選手村が閉村する翌20年8月13日からパラ開幕の同25日まで行われる。同13~17日の5日間は競技を実施しない43道府県で、採火式をはじめとした「聖火フェスティバル」を行う。

同18~20日に静岡県、千葉県、埼玉県の順で採火や同リレーを実施。同21日に東京都で採火式、同リレーを行い、夜には全国から集まった実際の火で「集火式」を行う。開幕日の25日まで東京で同リレーを実施し、開会式へと入っていく。実際にリレーを行うのは8日間となる。【三須一紀】