女子WH2(車いす)の山崎悠麻(31=東京、NTT都市開発)が、第1回大会から負けなしの5連覇を達成した。出場4選手の総当たりリーグ最終戦は、小倉理恵(33=埼玉、ブリヂストン)との2連勝決戦。これま4度準優勝のライバルを今回も2-0(21-15、21-17)で退けた。

「連覇を続けていくにつれてどんどんプレッシャーを感じていたんですが、その中で勝ちききることができたのは先につながると思います」

車いすを効率的にコントロールし、コート上の動きを最小限に抑えながら正確なショットを放つ。上半身、特に肩甲骨周辺の柔軟性がプレーにプレーに生かされている。スピードのある小倉を前後に動かしてミスを誘う戦術が見事に決まった。

世界ランキング、東京パラリンピック・ランキングは2位。WH1(車いす)里見紗李奈(21=千葉、NTT都市開発)とのダブルスでは両ランキングとも1位に立っている。ダブルスで東京パラ出場が決まれば自動的にシングルスのキップも手に入るだけに「(国際大会続く)来年3月まで気を抜かずに、ダブルスでしっかり勝っていきたい」。15日は里見とのペアで連覇、自身4度目のダブルス制覇を目指す。