車いすバスケットボールが選手の障がいのクラス分けを巡り、今夏の東京パラリンピックから除外される可能性が出てきた問題で、日本車いすバスケットボール連盟は1日までにホームページ上で玉川敏彦会長名のコメントを以下の通り発表した。

「国際パラリンピック委員会の報道発表を受けて

当連盟は、2020年1月31日に国際パラリンピック委員会(以下IPC)より発表された内容について、現在関係各所と連係を図りながら報道内容の事実確認を行っております。

クラス分けは、パラスポーツの根幹をなすものであり、IPCのクラス分けに関する規定を遵守することが、パラリンピック出場の大前提であると認識しております。

当連盟といたしましては、国際車いすバスケットボール連盟(以下IWBF)がIPCの要件を満たした規定に変更するよう訴えて参りました。今後も私たち車いすバスケットボールがパラリンピックのスポーツであり続けるよう尽力いたします。

なお、IWBFより提示されるアクションプランが発表され次第、今後の対応を早急に検討いたします」

IPCは選手の障がいの種類や程度に応じたクラス分けに関して独自の基準を設けているIWBFに対して、IPCの基準に従うように数年にわたって要求してきたが受け入れられなかった。IPCが求める改善計画が5月29日までに実施されなければ、東京パラリンピックから除外する可能性があるとIWBFに警告したことを31日に発表した。