東京パラリンピックでの日本選手団の金メダル獲得目標が「20個」に設定された。8月25日の開幕まで200日になった7日、日本パラリンピック委員会(JPC)が都内で会見を開き、明らかにした。

前回16年のリオデジャネイロ大会で日本は銀、銅合計24個のメダルを獲得したが、金メダルはゼロ。JPCは東京大会で金メダル獲得ランキング7位以内に入ることを大目標に掲げ、具体的な数字を導き出した。

JPC高橋秀文副委員長は各競技団体、選手の強化状況を総合的に判断したとし、「高めいっぱいのストライク、チャレンジングな目標設定と認識している。ただ、それに相当する選手たちの努力がなされている」と説明。日本にとって金メダルは04年アテネ大会の17個、金メダルランキングは96年アトランタ(14個)、アテネ両大会の10位が最高だが、その両方の更新を目指すことになる。総メダル数の目標は設定されないが、高橋副委員長は「リオの倍、過去最高のアテネの52個を超えることも期待できる」とボルテージを上げた。

会見に同席した日本選手団の河合純一団長(44=JPC委員長)は「選手が最高のパフォーマンスを発揮した上で目標のメダル数に到達できるよう、選手、コーチらをサポートしていく」を抱負を語った。