東京パラリンピック陸上女子走り幅跳び代表の高田千明(35=ほけんの窓口)が、新型コロナウイルスへの脅威を口にした。

パラ開幕まで半年と迫った25日、コーラーの大森盛一さんとともに江東区立有明西学園を訪問。特別授業を行った後「物を手で触ることが多いので、手洗いはしています」と、全盲ならではの感染リスクを説明した。

五輪選手以上にパラリンピアンは苦しんでいる。基礎疾患を持つ選手もいて、感染した場合に重症化する不安もある。28日からのボッチャ・ジャパンパラ大会が中止となった背景にも、選手への配慮があった。

多くのパラリンピック盛り上げイベントが中止される中、実施された6カ月前の特別授業。高田は少学3年の児童らと校庭に人文字「6」を描いたが、予定された子どもたちとのハイタッチは中止。「みんな、よく手を洗ってね」と感染予防へ声をかけていた。