国際パラリンピック委員会(IPC)は4日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で来年に延期された東京パラリンピックに向けたカヌー、自転車、ブラインド(5人制)サッカーの予選方式などを明らかにした。

カヌーは東京大会の予選を兼ねた5月の世界選手権(ドイツ)が中止になり、来年5月のW杯(ハンガリー)で最終的な出場枠が争われる。IPCは各国・地域、選手がすでに獲得している出場枠を来年まで維持することを決めており、昨年8月の世界選手権(ハンガリー)の女子KL1クラスで5位に入った瀬立(せりゅう)モニカ(22=江東区協会・筑波大)の代表内定は変わらない。

自転車は予選期間が来年6月まで延長された。ブラインドサッカーは開催国の日本をはじめ出場8カ国がすでに決定しており、選手登録などの日程が変更された。

IPCはこの日までに19競技の予選方式を発表し、残る3競技、柔道、卓球、車いすテニスについても各競技団体と調整を進めている。