ゴールボールの男女日本代表が来年に延期された東京パラリンピックへ向けて今週末から再スタートを切ることが10日、分かった。女子が12日から、男子が13日から東京都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を行う。

両チームとも昨年12月のアジアパシフィック選手権(千葉)から今春までの海外遠征や強化合宿を経て6人ずつの代表が内定しているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月中旬から活動を休止していた。

東京大会にはともに開催国枠で出場が決まっている。世界ランキング4位の女子は5大会連続で12年ロンドン大会以来の金メダルを目指す。同11位の男子は初出場になる。

ゴールボールは視覚障がいを持つ選手が光をさえぎるゴーグルを着け、1チーム3人で鈴の入ったボールを投げ合い、防ぎ合って得点を争うパラリンピック独自の競技。

代表内定選手は以下の通り。

【女子】欠端瑛子(27=セガサミー)若杉遥(24=ALSOK)天摩由貴(29=マイテック)浦田理恵(42=総合メディカル)小宮正江(45=アソウ・ヒューマニーセンター)高橋利恵子(22)

【男子】田口侑治(29=リーフラス)山口凌河(23=関彰商事)金子和也(20=特別支援学校塙保己一学園)宮食行次(25=サイバーエージェントウィル)信沢用秀(33=フコクしんらい生命保険)佐野優人(20=順大)