東京パラリンピックで12年ロンドン大会以来2大会ぶりの金メダル獲得を狙う女子日本代表がA、B2チームに分かれて対戦し、Bチームが1-0で勝った。

試合は12分ハーフの前後半を終えて0-0。3分ハーフの延長戦前後半を戦っても両チーム無得点で決着がつかず、サッカーのPK戦に相当する1対1のエクストラスローにもつれ込み、Bチーム延べ7人目、東京パラ代表内定の小宮正江(45アソウ・ヒューマニーセンター)がサドンデスゴールを決めた。

パラリンピック初出場でメダルを目指す男子日本代表も2チームに分かれて戦い、代表内定4選手がそろったAチームが10-3(前半4-3)で快勝した。佐野優人(20=順大)が6ゴール、宮食行次(25=サイバーエージェントウィル)が4ゴールを決めた。

ジャパンパラ競技大会はパラリンピック有望競技の選手強化、ファン拡大と普及を目的に例年国際大会をして開催されてきたが、今年は新型コロナウイルス禍で海外勢の来日が困難になり、ゴールボールは代表チーム同士の対戦を中心にカードが組まれた。

7日の最終日は女子日本代表A、Bチームが男子クラブチーム対戦。男子代表同士の2戦目も行われる。無観客でインターネットでライブ配信される。

◆ゴールボール 視覚障がいを持つ選手が光をさえぎるゴーグルを着け、1チーム3人で鈴の入ったボールを投げ合い、防ぎ合って得点を争うパラリンピック独自の競技。