日本パラ陸上競技連盟は1日、南スーダンのクティヤン・マイケル・マチーク・ティン(30)が20、21日に東京・駒沢競技場で行われる日本選手権に出場すると発表した。上肢障がいT47クラスで100、200メートルにエントリーしている。

右腕に障がいを持つマイケルは内戦の影響で十分な練習環境が整わない南スーダンから19年11月、オリンピック(五輪)・パラリンピック陸上選手団5人(選手4人、コーチ1人)のメンバーとして来日。ホストタウンの前橋市で長期事前キャンプに入ったが昨年3月、新型コロナウイルスの影響で東京大会が1年延期された。しかし同市は7月、今年の東京大会が終了するまでの受け入れ継続を決定した。日本パラ陸連はコロナ禍で国際大会への出場機会を失っているマイケルが、高いレベルの競技会出場を希望していることを知り、出場資格を変更して日本選手権に受け入れることにした。

前橋市の支援を受け、地元住民と交流を重ねながら東京大会出場を目指すマイケルは「競技人生において初めてパラ大会に参加することができてとても光栄です。自分の持てる力を全て発揮して全力を尽くします」と意気込みを明かした。

なお、前橋市は2月24日に東京五輪後も南スーダンの全国大会で活躍した選手を受け入れることを発表。期間は10月から25年3月までで、半年に1人ずつ年間2人を予定し、競技は陸上のほかサッカーやバレーボールを想定している。