東京パラリンピックで銅メダルを獲得した車いすラグビー日本代表の池崎大輔(43=三菱商事)が14日、浜松市立飯田小学校を訪問した。浜松市が行うUD(ユニバーサルデザイン)教育推進プログラムの一環で、同市内に本社を置く橋本エンジニアリングが「出前講座」を実施。池崎が日常用として同企業の車いすを使用していることから、今回の訪問が実現した。

同校の4年生101人とと交流。銅メダルを披露し、児童からの質問に1つ1つ丁寧に答えるなど“特別授業”を行った。「障がいがある、ないにかかわらず、困っている人がいたら助けてあげられる人になってほしい」と願った。試乗体験で初めて車いすに乗ったという太田結心(ゆいな)さん(4年)は「操作が難しかった。街で車いすの方を見かけた時には、手助けできることはないか考えていきたい」と話した。【前田和哉】