アルペンスキー男子回転の平昌(ピョンチャンオリンピック)冬季五輪代表で左膝を痛めている34歳の湯浅直樹(スポーツアルペンク)が五輪前のワールドカップ(W杯)2試合を欠場して帰国することが16日、分かった。

 ともにオーストリアで行われる21日の第8戦と23日の第9戦の出場を取りやめる。五輪にできるだけいい状態で臨むため、回復や調整を優先することを決断したとみられる。

 昨年12月、湯浅は一般的に1カ月程度の加療が必要とされる左膝の骨挫傷と診断された。今季のW杯は出場6戦で一度もW杯得点(30位以内)を獲得できていない。昨年末に全日本選手権技術系の回転で優勝し、2006年トリノ、14年ソチ両大会に続く3度目の五輪出場を決めた。