10チームによる平昌冬季五輪フィギュアスケート団体で9日に行われる男子ショートプログラム(SP)とペアSPの出場選手が8日に発表され、日本は男子で宇野昌磨(トヨタ自動車)が最終10番、ペアで須崎海羽、木原龍一組(木下グループ)が3番で滑ることが決まった。

 団体は種目ごとの順位点合計で争われ、男女、ペアのSPとアイスダンスのショートダンス(SD)の上位5チームがフリーに進出する。日本は女子SPに宮原知子(関大)、男子フリーに田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)、女子フリーに坂本花織(シスメックス)を起用する見通し。

 昨季の世界選手権2位の宇野が団体で先陣を切り、小林芳子監督は「フリーに進むことが大前提。それを考えた。フリーにいいたすきをつなげるような演技をしてほしい」と期待した。強敵のネーサン・チェン(米国)やパトリック・チャン(カナダ)らも登場する。

 昨年11月の右足首故障からの復帰を目指す男子の羽生結弦(ANA)は団体を回避し、五輪2連覇がかかる16日からの個人種目に備える。

 日本はアイスダンスの村元哉中(木下グループ)がチームの主将を務める。