ピョンチャン五輪の男子ショートプログラム(SP)の公式練習が16日朝に行われ、五輪男子66年ぶりの2連覇を狙う羽生結弦(23=ANA)や、宇野昌磨(20=トヨタ自動車)らが入念に調整した。

 午前8時35分、最終グループの練習スタート。宇野は1分遅れてリンク入り。羽生は滑走順通り、1番目に曲がかかる。

 羽生の4回転サルコーは回転不足となり、トリプルアクセル(3回転半)、4回転-3回転トーループは成功。

 4番目に曲の通し練習をした宇野は、4回転フリップで着氷乱れ。続く4回転トーループは手をつき、2回転との連続。トリプルアクセルはきれいに決めた。

 午前8時57分、羽生が少し早めに練習をきりあげた。

 羽生はミックスゾーンを早足で通り、「おはようございます。よろしくお願いします」とあいさつした。

 午前9時5分 宇野も練習終了した。

 日本勢は、田中刑事が第4グループの22番目で午後1時5分、羽生は最終グループで25番目の午後1時48分、宇野は同28番目で午後2時7分から滑る予定となっている。