平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)フィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を達成した羽生結弦(23=ANA)を指導するオーサー・コーチが19日、江陵アイスアリーナで取材に応じ「彼ほど競争心の強い選手はいない。他の惑星から来たみたいにね」と感嘆した。

 昨年11月の故障後には「世界歴代最高得点を更新したい」という思いを封印し、五輪2連覇だけに集中することを確認し合ったという。「世界中の多くの困難に立ち向かっている人たちへの最高のメッセージになった」とたたえた。3月21日開幕の世界選手権(ミラノ)への出場を明言していないことには「大会までまだ1カ月あるから、彼には十分(考える)時間をあげたい」と語るにとどめた。