フィギュアスケート男子で66年ぶりに2連覇した羽生結弦が所属するANAの城田憲子監督が25日、江陵で取材に応じ「(昨年11月に痛めた)右足の状態次第だが、来季のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の成功を期待している」と語った。

 羽生が「(今の)モチベーションは全て“4回転アクセル(4回転半ジャンプ)”」と語っており、決めれば世界初となる超大技。城田監督は「彼は(6種類のジャンプで唯一前向きに踏み切る)アクセルが一番得意。より滞空時間があれば楽にできる」と展望した。

 羽生が今大会でショートプログラムもフリーも過去に滑った演目を再び用いたことを勝因の一つに挙げ「体が曲になじんでいた。足は痛めていても演技力を出せたのが今回の強み。ジャンプだけ気を付ければよく、重圧は軽減されたと思う」と話した。