国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が16日、冬季五輪開催中の平昌(ピョンチャン)で共同通信のインタビューに応じ、26年冬季五輪招致を目指す札幌市については「いいポジションにいる」と高く評価した。

 冬季五輪は次回22年が北京で開催され、札幌は不利との見方が強い。しかし、バッハ会長は「3大会連続でアジア開催となることは影響しない」と述べ「IOCは、26年は冬季競技の伝統を持つ場所で開きたいという意思を明確にしている。(1972年大会を開いた)札幌は冬季競技だけでなく五輪の伝統もある」と話した。

 開催都市を選ぶ2019年のIOC総会で26年と30年を一括決定する可能性は「検討していないが、排除もしていない」と含みを持たせた。