東京都の小池百合子知事は２３日の会見で、来月９日に開幕する平昌（ピョンチャン）パラリンピックに合わせて、３月１７日から１９日まで韓国に出張すると発表した。当初は、２０２０年の東京五輪・パラリンピックと異なる冬季大会であることから、平昌への出張はしない方針だった。

　小池氏はすでに、五輪を視察した都職員から報告を受けたほか、現地視察を行った都議団からも「現地で肌で感じられることも多い。知事もじかに現地を見た方がいい」とアドバイスを受けたとして、方針を変更した。視察の内容については、「アクセシビリティーを中心に、関連施設や輸送、（１８日の）閉会式の運営を視察することを考えている」と述べた。

　現在、都議会が開会中だが、各会派からは、議会の日程に支障がない範囲での視察を、容認する方針が示されている。