平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)の準備状況を監督してきた国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会のリンドベリ委員長は25日の総会で、スピードスケート、アイスホッケー、アルペンスキーの3会場の後利用が決まっていない問題について、早急に計画が固まらなければ「大会のイメージを汚してしまう」と懸念を示し、検討を急ぐよう大会組織委員会に求めた。

 大会運営については「大きな成功だった」と評価した。

 総会では組織委の収支が24億ドル(約2540億円)で均衡するとの見通しも報告された。従来の予算計画では3億ドルの赤字が出る計算だった。引き続き黒字化に向けた努力を続けるとしている。

 入場券は、開会式のほか、スピードスケート、同ショートトラック、フィギュアスケート、スケルトンで完売。24日時点で計107万5995枚が売れ、106万8630枚の販売目標を上回った。