ノルディック複合の渡部暁斗(29=北野建設)が18日、生命線となるジャンプで好調ぶりを示した。

 公式練習の1回目から129メートル、133メートル、134・5メートルで、得点は1、2、2位。個人ノーマルヒルで銀メダルも、個人ラージヒルでは念願の頂点を予感させる内容に「全員が飛んでいないから順位的には何とも言えないが、助走が安定してきた。若干の失敗をカバーできるだけのパワーをためられている」と納得の表情だった。

 14年ソチオリンピック(五輪)も個人ノーマルヒル銀メダルなど「シルバーコレクター」とも称されるが「過去は変えられない。未来が変わるように努力していきたい」と、複合では日本勢初の個人金メダルだけを見据えた。