ドイツ勢が日本のエースをのみ込み、表彰台を独占した。

 1936年ガルミッシュパルテンキルヘン五輪のノルウェー勢以来、82年ぶりの偉業。3人で抱き合って喜びを分かち合った金メダルのルゼックは「全ての力を振り絞った。信じられない」と感慨に浸った。今季、ドイツ勢はジャンプが不振でW杯個人14戦中、3勝のみだが、五輪では勝負強さが際立つ。ノーマルヒル覇者のフレンツェルは、ソチ五輪に続く個人2冠はならなかった。それでも「チーム全員が素晴らしい仕事をしてドイツの強さを示した」と誇った。