女子初のメダル獲得を目指した3000メートルリレー予選2組で日本は決勝進出を逃し、5~8位決定戦に回った。序盤に菊池悠が接触で大きく後れを取り、最下位の4着となった。

 昨年3月の世界選手権で銅メダルを獲得した女子リレーで、日本が沈んだ。優勝候補の中国らに先を行かれる展開は「想定内だった」と菊池純。だが、巻き返しを狙った直後に接触で大差となり、菊池悠は「後半チャンスがあると思ったけれど…」と肩を落とした。

 昨春から夏にかけてのナショナルチーム(NT)は女子2人。それぞれが韓国などへ拠点を移して実力アップを図った一方、五輪女子代表でNTだったのは菊池純1人とリレーの実力アップには疑問符が付いた。それでも3大会連続五輪の伊藤は近年と比較し「みんなの力が一番あるメンバー」とキッパリ。20日の順位決定戦で意地を見せたい。