高梨沙羅(21=クラレ)は3位となり、ジャンプの男女を通じて歴代単独最多の通算54勝目は持ち越しとなった。伊藤有希(23=土屋ホーム)は2位となった。

 競技を終えた高梨は「最後の最後までタイミングを合わせられず課題が残る大会でしたが、それでも何とか表彰台に立つことができた」と悔しさをこらえるように前を向いた。

 2月に迫った平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)に向け、高梨は「1日1日を大切に過ごし、最後は楽しんで飛びたい。そのために自分を仕上げていきたい」。伊藤は「これから良くなることを信じて、会心のジャンプができるよう調整していきたい」と話した。