演技はさらなる次元へ-。スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢(19=木下グループ)が15日、スケートボードで20年東京オリンピック(五輪)への出場を検討することを表明した。

 ◆東京五輪のスケートボード 開催地提案の追加種目として16年8月に実施が決まった。種目はストリートとパークの2つで、有明の特設会場で行われる。ストリートは街中の階段や縁石、斜面などを模したコースでトリック(技)を競うもの。パークはすり鉢状のボウルを組み合わせたコースでトリックを行い、得点を争う。競技を管轄するのは国際ローラースポーツ連盟(FIRS)だが、スケートボード競技会の開催実績はなく、ルールなど詳細は未定のまま。

 ◆スケートボード日本代表への道 東京五輪の選手数は男女とも40人で、ストリートとパークに20人ずつが出場する。国別の出場選手枠や大陸別の選手数などは未定だが、日本は20年春に行う日本選手権が選考大会になる予定。これまで世界選手権などがなかったために日本代表を編成したことはないが、初採用される今夏のアジア大会に向けて今春の日本選手権などで初の日本代表が選考される。