スピードスケート短距離のエース小平奈緒(31=相沢病院)が、2冠に向けた“試運転”で好感触を得た。

 女子1500メートルに出場し、低地ベストとなる1分56秒11で6位に入った。「しっかり氷と対話し落ち着いて滑ることを心掛けた」と今大会最初のレースを振り返った。スタートラインに立った感想は「2回の五輪と全然違う。地に足がついている感覚があった」と話した。金メダル候補の500、1000メートルへ、「経験の少ない1500メートルで、得意距離(500、1000メートル)につながるレースができた」と手応えを口にした。