スピードスケート短距離のエース小平奈緒(31=相沢病院)が1分13秒82で銀メダルを獲得した。高木美帆(23=日体大助手)も3位で続き、同種目の日本人女子2人が表彰台に立つのは史上初の快挙となった。

 「今日は順位とかメダルのことより、氷としっかり対話して自分の好きなように味わおうと思っていました」。

 レースは徐々にスピードに乗って600メートル通過地点では1位。ただ、オリンピックレコードをたたき出したヨリン・テルモルス(オランダ)にコンマ26秒及ばずフィニッシュ。掲示板に目を向けると悔しさそうな表情を浮かべた。

 「気圧もどんどん下がっているので、タイムは出ると予想していたんですけど、私もこれくらいのタイムで滑られるかもしれないと思いましたし、しっかり自分に集中していきました。(高木美帆と表彰台に立ち)もう一段高いところで2人で並べたら最高でしたが、残すはあと1種目なので、お互いそれぞれの種目に集中したい」。18日に行われる500メートルに向けて健闘を誓った。