日本のエースが、悲願の金メダルを獲得した。女子500メートルで小平奈緒(31=相沢病院)が36秒94のオリンピック(五輪)記録で優勝した。日本人で同種目を制したのは98年長野五輪の清水宏保以来2人目で女子初の快挙。31歳での優勝は冬季五輪の日本選手団で最年長となった。2シーズン前から24連勝中の得意種目で、1000メートル銀に続く2個目のメダル獲得。大舞台で低地の世界記録を更新し、最強スプリンターであることを証明した。

 スピードスケート女子500メートルのメダル獲得で、日本は今大会の獲得メダルを10個(金2、銀5、銅3)と伸ばし、最多の98年長野大会の10個(金5、銀1、銅4)に並んだ。スピードスケートでは今季世界記録を連発する女子団体追い抜き(21日決勝)が控える。スキーではノルディック複合・個人ノーマルヒル連続銀の渡部暁斗が20日からラージヒルに登場。史上最多メダル数の更新が期待される。