スピードスケート女子団体追い抜きで金メダルを獲得した高木菜那(25)、高木美帆(23)姉妹の故郷・北海道幕別町百年記念ホールでのパブリックビューイングには、開催4日目で最多の約300人が詰めかけ、声援を送った。

 帯広南商時代の恩師・東出俊一さん(61)は「滑りに余裕を感じました。姉妹の性格はまったく違うけど息がぴったりでした。こんなうれしいことはない。言葉がみつからない」と喜んだ。姉妹のいとこの高木翔太さん(30)は幼少期、高木美とスケートやダンスで一緒に練習した間柄。「昔からとても吸収力が早かった。五輪に出るだけでなく、メダルも取るなんて親族としてすごいうれしいし、世界一のいとこです」と話した。

 同町の飯田晴義町長(62)は金色のネクタイをつけて応援。金メダル獲得後、くす玉のひもを引く前に、先に割れてしまい「フライングしてしまいました」と苦笑い。「徐々に追いついて逆転する勝ち方にどきどきしましたけど、最高でした。素晴らしい。感激しました」と振り返った。